ここでは、インストール前にやっておかなくてはならない下準備について説明しています。
最初にやるのはISOイメージファイルの取得です。これは、DVDの焼きこみ前のイメージをファイルにしたもので、Windowsの標準機能でDVD-Rに焼けます。
ただ、今回使用するのはノートPCですから、USB接続のDVDドライブをわざわざ購入するのもめんどくさいので、USBメモリを使ってインストーラーを起動させます。
最初にこちらをWindowsマシンのWebブラウザで開いてください。
なお、最初に開いたときだけ、英語でずらずらと確認画面が出てきますが、Cookieというやつ使っていいよね? という確認ですので、気にせず緑色のボタンを押しちゃってください。
いきなり英語がずらずら~っと並んでいるのを見たあなた、ここで折れないでください。
インストーラー自体は完全日本語対応なので、ちょっとだけの我慢です。
右にある「Download」というボタンを押すだけです。
また、下の方にはさらに新しそうに見えるバージョンがありますが、上のLTSと書かれているバージョンを選択してください。
簡単に説明すれば、LTSというのが長期サポートを保証している安定バージョンで、下のものは最新版の開発バージョンです。
次に、USBメモリを用意してください。本稿執筆時点の最新バージョン20.04.2.0 LTSでは、サイズが2.7Gバイトしかありませんでしたので、4Gバイトの余っている古いUSBメモリで十分です。
ちなみに、ダウンロードしたISOファイルをそのままコピーしただけでは動作しません。
起動可能な状態で書き込まなくてはなりません。
そのための方法はいろいろとあるのですが、私はISO to USBというフリーソフトを利用しました。こちらをクリックして、ダウンロードしてください。
起動画面はこちらです。
また英語かー! と、思われたかもしれませんが、操作は簡単なので、少しだけつきあってやってください。
右上のほうにある「Browse」というボタンを押して、さきほどダウンロードしたISOファイルを指定します。
次に、その下あたりにある「Refresh」ボタンの左側の入力部分をクリックしてもらって、USBメモリのドライブを指定します。差し込んだUSBメモリが表示されなかったら、「Refresh」ボタンを押してください。
ちなみに、ここで指定したドライブの内容は、すべて消去されます。
くれぐれも、お間違いのなきようにお願いします。
後は、一番下にある「Burn」ボタンを押すだけです
それなりに時間がかかりますので、コーヒーでも入れて一服しましょう。
焼きあがったら、プリインストールされているWindowsからフォントをこのUSBメモリにコピーしておきます。
きちんと購入したPCに入っているWindowsですから、その代金も支払っていますので、消去する前に有効利用して小銭を回収しておきましょう。
使いもしないOSに金を請求するMicrosoftめ・・・。おっと、心の声が漏れてしまったようです。
この作業を行わなくても十分に使えるのですが、これをやっておかないと、Ubuntuでオフィスソフトなどを利用したときに、表示や印刷が若干変化します。簡単ですので、やっておきましょう。
ファイルエクスプローラーを開き、C:\Windows\FontsフォルダをUSBメモリにコピーします。その後、コピーしたフォルダ名を.fontsに変更します。最初に . が入っていることだけ注意してください。
下準備はこれで完了です。
さあ、インストーラーを起動しましょう!