私が今回購入した2-in-1ノートPCがこちら。
ヒューレット・パッカード社のElite x2(おそらく初期モデル)です。
わずか864gしかない軽量タイプの割には画面が広く、また、普通にタッチパネルも搭載しているので、キーボードを取り外してタブレットのようにも使えます。
中古品なのに、バッテリーの状態もかなり良好でした。
これが安く投げ売りされていたので、思わず衝動買いをするほどの掘り出し物でした。
一つだけ難点だったのが、そのスペックです。
CORE m3 0.9GHzにメモリ4Gバイト(増設不可)と、Windows10でOffice365とかを使って出先でゴリゴリ使うには、ちと厳しいものでした。
そこで私は発想を転換し、以下のように考えました。
Linuxというのは1990年代に登場した、一般向けのPCで動くフリーソフトのOSです。ちなみに、最初のバージョンを作った作者がリーナスさんなので、リナックスと読む人が多いようです。作者自身は、当時、「好きなように読んでください」と言っていましたけどね。
で、厳密に言えば、LinuxとはOSの中心部分(カーネルと言います)だけを指します。
これだけではとても使いにくいので、各種のフリーソフトをパッケージ化し、扱いやすいようにまとめたのが、ディストリビューションといわれるものです。
いろいろと種類はあるのですが、一般向けとして一番広く使われているUbuntu(ウブントゥとかウブンツと読む人が多いようです)というディストリビューションを、ここでは採用します。
何種類か試してみたのですが、Ubuntuが一般の人に一番扱いやすいように感じたもので。インターネットから情報を検索するのも、一番簡単でした。これ、重要なポイントです。困ったときに日本語の文献が簡単に見つかるわけですから。
やってみたら、想像していた以上に快適になりました。
ワードやエクセル文章が普通に編集できて、印刷もネットワークプリンタから当たり前にできる。設定も簡単。
USBメモリを利用してのファイルのやり取りも簡単。
ワイヤレス・イヤホンを使って、出先のちょっと開いた時間に動画再生もできる。
レトロ・ゲームなら、エミュレーターを入れて遊ぶことも可能。もちろん、もっとスペックのあるマシンなら、もっと新しいゲームが動く環境もそろっている。
扱いなれたGoogle Chromeブラウザでのインターネット閲覧も、もちろん可能。
しかもサクサク動く。
OS自体の負荷が低いせいか、バッテリーの駆動時間も伸びたように感じます。
さすがに、このスペックで動画編集とかは無理でしょうが、それは出先の2-in-1ノートでやる作業ではないでしょう。そもそも。
皆さんも、押入れの肥やしになっているような古いノートPCがありましたら、その有効活用術として、ここの内容を読んでもらえると幸いです。