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PlayStationエミュレーター(XEBRA)の使用方法- 熊八の隠し部屋

ここでは、PlayStationエミュレーターのXEBRAの使い方を説明しています。

XEBRAはBIOSと呼ばれるファイルの互換品を実装していますので、プレステ1の実機がなくてもPCだけで吸い出して遊べますので、熊八のおすすめのエミュレーターの一つです。


下準備

まず、ゲームディスクを用意し、吸出しの準備を行います。

こちらからCD ManipulatorのVersion 2.70 Finalをダウンロードします。

インストールは、ダウンロードしたzipファイルをダブルクリックすれば表示される中身を、適当なフォルダにコピーするだけです。

次に、ゲームパッドを用意します。

本稿では、PS4コントローラーをお勧めしているのですが、このコントローラーは傾きを検知する機能が付いています。そのため、XEBRAで設定するには一工夫必要です。XEBRAの初期設定の所で説明していますので、参考にしてください。


吸出し

プレステ1のCD-ROMにはプロテクトがかかっていませんので、簡単に吸出しできます。

吸出しには、下準備でダウンロードしたCD Manipulatorを利用します。

CD ManipulatorをインストールしたフォルダにあるCdManipulator.exeをダブルクリックで起動し、上側のCDからディスクマークのボタンを押します。

Xebra吸出し01

「検索」ボタンを押して、ゲームのタイトルをファイル名として入力します。

Xebra吸出し02

「OK」ボタンを押して吸出しを開始します。

Xebra吸出し03

この画面例ですと、「鉄拳3.cue」と「鉄拳3.img」ファイルが作成されますが、XEBRAでは.imgファイルの方を使用します。

なお、私の環境では、Cドライブ直下に吸い出すとなぜかファイル名が見えなくなりました。その場合は、デスクトップなどの別のフォルダを指定して吸い出してください。

以上で吸出しは終わりです。続けて、XEBRAの設定に移ります。


2021年9月12日追記

いくつかの新しいCD-ROMを吸い出した結果、一部のディスクにはプロテクトがかかっていました。この場合はオプションを工夫する必要があります。SSFの章でプロテクトのかかっている場合の吸出し方法を書いていますので、上手く行かなかった場合はそちらを参照してください。


XEBRAのインストール

ここでは、XEBRAをダウンロードしてインストールする方法について説明します。

まず、こちらの公式HPにアクセスします。

Xebraダウンロード01

XEBRAのダウンロードのリンクが、ちと分かりにくいところにありますので、説明しておきます。

先ほどの画面を、ず~っと下にスクロースしていきますと、XEBRAの起動画面例が表示されます。その画像をクリックすれば、ダウンロードが開始されます。

Xebraダウンロード02

インストールはとても簡単です。

ダウンロードしたzipファイルをダブルクリックして中身を表示し、それを適当なフォルダにコピーするだけです。

後はそのフォルダにある、XEBRA.EXEファイルをダブルクリックするだけです。いちいちフォルダを開いてダブルクリックが面倒だという方は、デスクトップにショートカットを置いておくと良いでしょう。

続けて、初期設定に移ります。


XEBRAの初期設定

先ほどインストールしたXEBRAを起動します。

初回起動時だけ以下のような警告が表示されますので、「詳細情報」をクリックします。

Xebra初期設定01

続けて、「実行」をクリックします。

Xebra初期設定02

最初の起動時だけ、以下のような画面がでますので、「日本語」を選択して「OK」を押します。

Xebra初期設定03

XEBRAが起動しますので、「View」→「Controller...」を選択します。

Xebra初期設定04

以下のような画面が開きますので、上側のリストボックスで「Controller 1」を選択します。下側のリストボックスは、その時にデフォルトで表示される「Virtual Dualshock」のままで構いません。

Xebra初期設定05

それぞれのボタンをクリックしてから、コントローラーのボタンを押し、設定していきます。

この時の対応するボタンは、以下のようになります。

[L2] [    接続ポート    ] [R2]
[L1] [コントローラの種類] [R1]
[↑] [△]
[←] [→] [SELECT] [START ] [□] [○]
[↓] [L3] [ANALOG] [R3] [×]

この中で、ANALOGの部分は特に設定しなくても構いません。SELECTとSTARTの上にも設定ボタンがありますが、おそらくはプレステマークのボタンだと思います。おそらくと言っているのは、公式にも添付された説明ファイルにもこの部分の記述がなかったため、熊八の推測によるものだからです。私が試した限りでは、このボタンは設定しなくても問題ありませんでした。

なお、前にも述べましたが、PS4コントローラー等、ジャイロ機能と呼ばれるものが搭載されているゲームパッドでは、傾きの検出が優先されてしまい、うまく設定できません。

これは、コントローラーを机の上などの平らな面に置き、いったんWindowsを再起動してから再接続し、机の上に置いたままボタン設定を行うとうまくいきます。

他には、PS4コントローラーの初期化を行うことでも上手くいきました。こちらのおまけの部分に記述しておきましたので、そちらも参照してみてください。

また、変換コネクタを利用すれば、プレステの実機のコントローラーが使えます。

私がテストしたものでは、ビートマニアの専用コントローラーを利用してのゲームプレイが可能でした。ELECOM製のやつなのですが、販売終了しているみたいです。

PS2コントローラーを接続してボタン設定を行って、その後にビートマニア専用コントローラーを繋ぐと動きました。ただ、他社製の安いやつでは動作しませんでした。ですので、プレミア価格がついていますが、どうしても専用コントローラーで遊びたい方は、ELECOM製のアダプタの購入をお勧めします。Amazonで売っていますので。

なお、この設定だけで遊べるのですが、実機からBIOSファイルを吸い出している方は、それを利用する方法もあります。腕に覚えのある方だけ、チャレンジしてみてください。起動時になつかしのプレステ1の起動画面が表示され、起動音が鳴り響きますので。

「File」→「Open」→「OS ROM Image」と進み、BIOSファイルを指定します。

Xebra初期設定06

続けて、ゲームの起動方法や注意点について説明しておきます。


ゲームの起動方法とディスクの交換方法

ここでは、XEBRAでゲームを起動する方法と、ビートマニアのようにディスクを途中で交換する必要があるものについて説明します。

ゲームを起動するためには、最初に吸い出したCD-ROMデータを指定します。

「File」→「Open」→「CD-ROM image...」と進み、吸い出した.imgファイルを指定します。

Xebraゲームプレイ01

「Run」→「Power(1)」で起動します。

Xebraゲームプレイ02

次に、ビートマニアを例に、ディスクを起動後に交換する手順について説明します。

「Run」→「Open Shell」を押します。

Xebraゲームプレイ03

「File」→「Open」→「CD-ROM image...」を押し、交換するディスクイメージを選択します。

Xebraゲームプレイ04

「Run」→「Close Shell」を押せば完了です。

Xebraゲームプレイ05

以上で説明は終わりです。

快適なPlayStationエミュレーターの世界をお楽しみください。


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